深いくつろぎ


フェイシャルハーモニーがもたらす恩恵はたくさんありますが、その1つが深いくつろぎの状態です。深淵な癒しや認識の変化は、この深いくつろぎの状態で起こります。天賦の才、インスピレーション、直感、霊能力、純粋な気づき、明晰な理解は、とても深くくつろいでいるときに発揮されます。逆に、くつろぐことができないと、それらの能力や感覚は鈍ってしまいます。

現代社会の慌ただしい生活の中で、わたしたちは時間に追われ、常に「すること」は山積みです。その中には、働いて生計を立てるなど、生きていくために必要なことも­あります。家庭、友だち付き合い、日々の様々な用事も含まれるでしょう。趣味もあるでしょう。でも制約された時間の中では、それらをゆっくりと味わいながら楽しむことはできません。

 

楽しむことは高次の機能であり、くつろいだ状態にあるときにのみ、その機能は実現されます。

 

忙しいことは当たり前になり、くつろぐことは贅沢だと考えられるようになってしまいました。自分に休むことを許さず、くつろぐという体の基本的な欲求は見過ごされ、更には誤解されています。

週末の息抜きや、仕事の後の一杯は本当のくつろぎとは言えません。日々の生活の重圧から一時的に解放されて、気晴らしにはなるかもしれませんが、しばしばそのような活動自体に、ある種のストレスが内在しています。

ストレスを溜め込む筋肉のほとんどは、随意筋なのは知っていますか?つまり、意識的に動かすことができる筋肉です。(心臓や横隔膜は不随意筋です。)

フェイシャルハーモニーは、脳内に生化学反応を引き起こし、とても深いくつろぎをもたらします。そのくつろぎは全身に滝のように広がり、体のエネルギーは癒しと修復に向けられるようになります。

フェイシャルハーモニーを、自分に必要なケアとして定期的に受けることで、くつろいだ状態を体が記憶し、日頃から緊張がほぐれやすくなります。

 

実は、自分では「取るに足らない程度」だと軽んじているストレスの重圧に、わたしたちは常に晒されており、それによって無意識の緊張が生み出されています。こう問いかけてみましょう。

 

わたしは自分が本当に感じていることを、蔑ろにしてはいないだろうか?

 

「疲れているけど、大したことはないから。」

「今日は出かけたくないけど、行くって言っちゃったし。」

 

このような、一見何でもないような発言が全てを物語っています。ストレスがあるということを。休息が必要だということを。多くの場合、自分が気づいている以上にしっかりと休息を取ることが必要とされますが、多忙なスケジュールでは、それもままなりません。

 

休息が取れないのなら、質の高いケアが必要です。心と体と魂の活力を再生できるようなケア。経験の質を高め深みを増して、高次の機能の実現を可能にするために。高次の機能を発揮できなければ、毎日ただあくせくと過ごすだけの、面白みのない人生になってしまうでしょう。次から次へと浮上する問題を解決することが人生ではありません。わくわくしながら、人生をゲームのように生きることができるのです。フェイシャルハーモニーは、あなたの人生に心の調和、洞察、明確なヴィジョンをもたらします。

 

体の緊張の直接的な原因は、思考と感情です。深いくつろぎを味わうことで、体に溜まったストレスが和らぎ、心の静けさと、明晰な思考が取り戻されます。思考や感情が暴走すると、感情ドラマに翻弄されたり、感情が激化したりします。あるいは振り子が逆に振れ、心を閉ざして、コミュニケーションを拒否し、全く無感情になってしまうこともあります。フェイシャルハーモニーは、自分の感情に向き合う心のゆとりを育みます。そうすれば、人生の様々な場面で、他者の心にも寄り添うことができるようになるでしょう。